東京の足立区にあります「のぞみ幼稚園」は、昭和47年に開園し今年(平成23年)で創立39周年を迎えます。40歳の岡村徳重先生は、金融機関の勤務を経験しながら児童学修士号を取得し、現在その若さで園長先生として、また家庭では3人のお子様の父親として奮闘中。
園の教育の特色は、開園当初より石井方式の漢字(国語)教育を導入し、マーチングを主体とした音楽教育や、ピアジェ理論を応用した「めざましあそび」教材等で日々の教育活動を実践しています。地域には、教育に力を入れている幼稚園として広く認知され、現在定員いっぱいの200名を超える園児が毎日笑顔で通って来ています。
園では、国語教育の重要性から読書活動にも力を入れています。園児に読書カードを渡し、図書コーナーで自分から本を探して自由に読んでいます。1冊読み終えるとシールを貼り100冊読み終わるとご褒美シールが貰えるそうです。「子供たちはシールが大好きで読書カードに毎回シールが増えることを楽しみながら、多くの園児が絵本に親しむようになっていきます」と園長先生が目を細めて語ってくださいました。
また、のぞみ幼稚園では、知育だけでなく体力面も向上するようにと朝のマラソン活動や体育専門講師による体操指導、裸足保育などにも力を入れています。
さらに食育基本法の成立に伴い食育にも力を入れ、平成20年度より給食の導入に踏み切りました。温かい食事を温かいまま食べられると園児や保護者にも大変好評でおかわりする子供も増え、皆元気に逞しくすくすくと育っています。
最後に園長先生にのぞみ幼稚園のご自慢は何でしょうかと伺ったところ、すぐに「職員です」というお答えが返ってきました。先生どうしがとっても仲良く風通しの良い組織になっているようで、明るく元気な先生が多く、新人の先生もすぐに溶け込んで笑顔のはじける楽しい幼稚園を自分たちで築いている感じがしました。園舎清掃日本一へ先生方が一丸となって取り組み、トイレ掃除も嫌がらず先輩の先生が率先して手本を見せています。
若い岡村園長先生と明るく元気な先生方のチームワーク。これからがますます楽しみです。