伊勢物語の地 三河八橋を歩く(平成30年10月20日)
秋晴れの中、幼年国語教育会会長の清水良明先生を団長に、総勢86名が学習ハイキングに行きました。今回の学習テーマは、その昔、在原業平が東国へ下る途中に立ち寄ったとされる三河八橋。業平が「かきつばた」の五文字を句頭に入れて詠んだ名勝地です。
まずは最初の目的地である「無量寿寺」へと向かいました。かきつばた園を見学し、歌碑・業平像の前で、『伊勢物語』から「東下り」の一節をみんなで朗々と詠み上げました。その後、同じ敷地内にある「八橋史跡保存館」で名勝・八橋かきつばたの歴史と文化及び在原業平や伊勢物語などにまつわる数百点の文化財について学びました。
次に訪れた場所は、デンマークの町並みを再現した「安城産業文化公園デンパーク」です。土曜日ということもあり、多くの家族連れで賑わっていました。
ゆっくりとした走行で園内を周遊する「メルヘン号」に乗車し、自然溢れる景色を堪能。園内にある芝生広場で楽しいお弁当の時間を済ませた後は、クイズ大会を行い大いに盛り上がりました。
続いてクラブハウスへ移動し、マグカップの絵付け制作です。カップに思い思いの絵を描いている子供たちの姿が印象的でした。焼き付けを済ませた世界に一つだけのマグカップ。学習ハイキングの思い出の一つになったと思います。
終日、好天に恵まれた中、伊勢物語の地を歩いた子供たち。いつの日か、この中から在原業平のような素晴らしい歌人に成長してくれるのを楽しみにして、学習ハイキングを終えました。