島崎藤村生誕の地 馬籠を歩く(平成27年10月24日)
秋晴れの中、2台のバスに乗り込み、最初に訪れた場所は中津川インターチェンジより約20分、くだもの王国山本農園です。幼年国語教育会会長の清水良明先生によるご挨拶の後、りんごの取り方などの注意事項を受け、食べ放題のりんご狩りが始まりました。3個は食べることができると言っていた子供たちも、りんごの大きさにびっくり。「スーパーのりんごより何倍も何倍も美味しいよ!」と歓声が上がりました。次に訪れた場所は、馬籠(まごめ)ふるさと学校。廃校になった木造の素敵な小学校を活用した施設です。校内を見学した後は、校庭で楽しいお弁当タイム。りんごを食べた後でしたが、色とりどりのお弁当を残すことなく食べるこができました。
そして、今回のメインとなる馬籠散策です。石畳の街道を歩き、清水屋資料館を訪れ、息を切らしながら登りきった展望広場から眺めた秋色の景色は最高でした。馬籠脇本陣史料館で江戸時代の木曽路の文化や制度を学び、藤村記念館では理事の齋藤先生より島崎藤村の人柄や生い立ちなどを詳しくご説明いただきました。そして館内の中庭で、『初恋』『小諸なる古城のほとり』を生徒全員が、藤村に思いを巡らせて立派に発表することができました。
帰路についたバスの中、「今度会えるのは、卒業式だよね」とささやき合っている微笑ましい声が聞こえてきました。