8月2日から3日、大阪市のホテルニューオータニ大阪で、「言葉の教育―子供たちの輝く未来への架け橋に―」をテーマに石井方式夏期指導者研修会の第50回記念大会を開催しました(幼年国語教育会主催、登龍館、国語力 才能開発研究会指導後援)。
参加者は幼児教育・保育関係者や学者ら500名を超え、大盛況の研修会になりました。
記念大会となる今回は、厳かな祝賀ムードに包まれていました。オープニングでは音読コンクール上位入賞の園の年長児と、同コンクール最優秀賞の児童による生の朗誦がそれぞれ披露され、優れた表現力や堂々とした姿勢に参加者は感銘を受けていました。
石井方式の発展に寄与した園などに感謝状を贈呈する贈呈式も行いました。
開会挨拶では清水良明会長が幼児期の言葉の教育の重大性を訴え、園の先生にエールを送りました。
石井方式50年の軌跡を振り返る映像も上映。参加者は興味深そうに見入っていました。
また、記念講演では漢字学の第一人者で京都大学名誉教授の阿辻哲次先生が、石井勲先生の思い出をはじめ、古今東西の文字における漢字の特性や日本語における漢字の重要性などを解かりやすくお話しされました。
そのほか、石井方式や言葉の教育に関わる講演と、園での保育の実例の発表・解説が行われ、2日にわたる充実した記念大会は幕を下ろしました。
第1日目 8月2日(木)
12:00~13:00 受付
13:00~14:00 オープニングセレモニー
第1部 音読発表
・西大和保育園 年長児
・音読コンクール個人の部 最優秀賞受賞者
第2部 感謝状贈呈
14:00~14:30 開会挨拶
幼年国語教育会会長 清水良明先生
14:30~15:00 軌跡紹介「石井方式50年に寄せて」
幼年国語教育会副会長 江島俊雄先生
15:00~15:30 休憩
15:30~17:00 記念講演「漢字を楽しもう-幼児期より触れさせたい漢字-」
京都大学名誉教授 阿辻哲次先生
18:00~20:00 懇親会
アトラクション 能楽を体験しよう
第2日目 8月3日(金)
8:15~ 9:00 受付
9:00~10:00 講演「本がくれた贈り物-ものの見方・考え方の多様性を知って-」
文学博士 鈴木秀子先生
10:00~10:20 休憩
10:20~11:20 講演「幼児期における言葉の教育の大切さ」
植草学園大学名誉教授 野口芳宏先生
11:20~12:20 講演「石井勲先生に出会い、学んだこと」
麗澤大学大学院特任教授 髙橋史朗先生
12:20~13:20 昼食・休憩
13:20~14:20 実践発表
「漢字で教える保育」
あゆみらい保育園(福岡市)
「人間性の基礎を作る-0歳~就学前の心を育む-」
認定こども園文化保育園(堺市)
14:20~14:40 休憩
14:40~15:40 講演「私の見た日本とチベット-涙あり笑いありの実体験-」
チベット声楽家 バイマーヤンジン先生
15:40~16:00 閉会挨拶
オプション・保育見学会
日時 8月2日(木)10:00~11:00
会場 こどもの園. ぎんのすず ジニアス園