石井方式 夏期指導者研修会 第50回記念大会
言葉の教育 -子供たちの輝く未来への架け橋に-
8月2日(木)・3日(金)ホテルニューオータニ大阪にて
[主催 幼年国語教育会 / 後援 株式会社 登龍館・国語力 才能開発研究会]
今年で第50回目の開催となる石井方式の夏期研修会。
その注目すべき講演の情報を数回にわたって掲載します。
1日目 特別講演
京都大学名誉教授 阿辻哲次先生
「漢字の魅力 -幼児期より触れさせたい漢字-」
日本語で使用する文字には、ひらがな、カタカナ、漢字、算用数字があり、アルファベットが交じっていることもあります。その中心的な役割を果たすのが漢字です。ただそれは小学生以上の話であって、幼児には難しいという理由で遠ざけられてきました。しかし、読むことに関しては、幼児にとって、具体的な意味を持つ漢字の方が仮名などよりもやさしいのです。漢字研究の第一人者に、その魅力や面白さをお話しいただきます。
◇阿辻哲次(あつじ てつじ)先生◇
大阪府出身。京都大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士課程修了。京都大学教授を経て現在、同大学名誉教授、公益財団法人日本漢字能力検定協会 漢字文化研究所所長。2010年の常用漢字表改定に携わる。専門は中国文化史、中国文字学。著書は『漢字学』『戦後日本漢字史』『漢字道楽』『漢字のはなし』など多数。