松尾芭蕉 生誕の地 伊賀上野を歩く(平成29年10月21日)
今年は、ぴのきおスクールの授業でもなじみ深い「俳聖・松尾芭蕉」をテーマに、その生まれ故郷である三重県伊賀市を訪れました。当日はあいにくの雨模様でしたが、子供たちは元気いっぱいです。お見送りしてくださった保護者の方々に手を振り、総勢60名を乗せたバスは一路、伊賀上野へ。
最初の目的地は芭蕉翁生家です。29歳まで過ごしたといわれる芭蕉の家を見学しました。当時の生活が再現された屋内からは、若き頃の松尾芭蕉一家の生活ぶりが窺えます。続いて芭蕉翁記念館では、芭蕉の筆による掛け軸や手紙、紀行足跡図の前で、ボランティアガイドの方にご説明いただき、熱心にメモを取るなど、皆聞き入っていました。
その後、芭蕉生誕三百年を記念し建造された俳聖殿へ。ここで「奥の細道」を、息を合わせて朗誦し、日頃の学習の成果を披露しました。皆の元気な声が芭蕉さんにも届いたことでしょう。
お弁当を食べ、次はお楽しみの伊賀流忍者博物館へ。ここでは忍者が戦闘術を実演するショーを鑑賞した後、手裏剣投げを体験し、からくりだらけの忍者屋敷に入りました。いたる所に、あっと驚く仕掛けが隠され、皆興味津々です。続いて、伊賀上野城に登りました。天守閣からは伊賀の街々を一望。思い出の一枚に、伊賀上野城マスコットキャラクター「た伊賀ーくん」の前で記念撮影をしました。最後は明治に落成した洋風建築、旧小田小学校へ。当時をしのばせる風景にしばし浸りました。
終日、降ったり止んだりの天気でしたが、子供たちは雨なんて何のその。俳聖・松尾芭蕉を深く知ることができ、また一段と感性を養うことができました。