お子様の成長の励みとなる「音読コンクール」(幼年国語教育会 主催、読売新聞社 / 古典の日推進委員会 / 株式会社登龍館 / 国語力 才能開発研究会 後援)。
団体の部は今年で20回目を迎えました。
今年も多くの力作 · 秀作をご応募いただき、ありがとうございました。
このたび入賞園が決定しましたので発表いたします。
◎第20回 団体の部
〈 第1部門 〉
(音読コンクールのために行った園児の団体朗読を収録したもの)※法人格は省略しております。
年 少 未 満 | 年 少 | 年 中 | 年 長 | |
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最優秀賞
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(該当なし) |
長浜梅香保育園 (滋賀県) •兎と亀 •蛍の提灯 |
ちくみ幼稚園 さくら1組 (埼玉県) •笠地蔵 •雨ニモマケズ |
ちくみ幼稚園 (埼玉県) •猿蟹合戦 •平家物語より「祇園精舎」 |
読売新聞社賞
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長浜梅香乳児保育園 (滋賀県) •かき氷作ろう •栗鼠、栗鼠、小栗鼠 |
日宇保育所 菫2組 (長崎県) •パンケーキころころ •こだまでしょうか |
あけぼの · 幼保学院 星1組 (奈良県) •おむすびころりん •昼の月 |
長浜梅香保育園 (滋賀県) •猿蟹合戦 •方丈記より「ゆく河の流れ」 |
優秀賞 〈 金賞 〉 |
(該当なし) |
かもめ幼稚園 (青森県) |
青空保育園 (群馬県) |
西野札幌幼稚園 こすもす組 (北海道) |
太陽保育園 (群馬県) |
東峰保育園 (栃木県) |
あゆみ保育園 (茨城県) |
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上野山こども園 (和歌山県) |
ちくみ幼稚園 さくら2組 (埼玉県) |
市毛フレンド保育園 (茨城県) |
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ちくみ幼稚園 さくら3組 (埼玉県) |
ひまわりDO · DO保育園 ひまわりDO · DO第二保育園 (埼玉県) |
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大東幼稚園 桜組 (埼玉県) |
大東幼稚園 向日葵組 (埼玉県) |
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高蔵幼児園 (愛知県) |
中央幼稚園 (神奈川県) |
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上野山こども園 (和歌山県) |
山手幼稚園 (岐阜県) |
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こうのとり保育園 (熊本県) |
上野山こども園 (和歌山県) |
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日宇保育所 (長崎県) |
あけぼの · 幼保学院 月1組 (奈良県) |
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針尾保育園 (長崎県) |
東百舌鳥幼稚園 月組 (大阪府) |
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東百舌鳥幼稚園 光組 (大阪府) |
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こうのとり保育園 (熊本県) |
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楠栖保育所 (長崎県) |
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リーダーズ幼児学園 B組 (沖縄県) |
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優秀賞 〈 銀賞 〉 |
西野札幌幼稚園 こぐま組 (北海道) |
札幌きたの幼稚園 (北海道) |
札幌幼稚園 さくらんぼ組 (北海道) |
北郷札幌幼稚園 たんぽぽ組 (北海道) |
長浜梅香保育園 (滋賀県) |
西野札幌幼稚園 うさぎ組 (北海道) |
札幌きたの幼稚園 (北海道) |
札幌幼稚園 あさがお組 (北海道) |
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こうのとり保育園 (熊本県) |
西野札幌幼稚園 ぱんだ組 (北海道) |
西野札幌幼稚園 いちご組 (北海道) |
札幌幼稚園 こすもす組 (北海道) |
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なこそ幼稚園 (福島県) |
かもめ幼稚園 (青森県) |
札幌幼稚園 たんぽぽ組 (北海道) |
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市毛フレンド保育園 (茨城県) |
なこそ幼稚園 (福島県) |
札幌幼稚園 ちゅうりっぷ組 (北海道) |
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青空保育園 (群馬県) |
あゆみ保育園 (茨城県) |
札幌きたの幼稚園 (北海道) |
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高蔵幼児園 (愛知県) |
市毛フレンド保育園 (茨城県) |
西野札幌幼稚園 あさがお組 (北海道) |
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あけぼの · 幼保学院 虹1組 (奈良県) |
太陽保育園 (群馬県) |
西野札幌幼稚園 たんぽぽ組 (北海道) |
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あけぼの · 幼保学院 虹2組 (奈良県) |
ひまわりDO · DO保育園 ひまわりDO · DO第二保育園 (埼玉県) |
かもめ幼稚園 (青森県) |
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日宇保育所 菫1組 (長崎県) |
中央幼稚園 (神奈川県) |
東峰保育園 (栃木県) |
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ちびっこ☆きらら保育園 (富山県) |
太陽保育園 (群馬県) |
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山手幼稚園 (岐阜県) |
さざれ幼稚園 (千葉県) |
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長浜梅香保育園 (滋賀県) |
ちびっこ☆きらら保育園 (富山県) |
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アスール幼稚園 (大阪府) |
市川南幼稚園 (山梨県) |
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美木多いっちん保育園 (大阪府) |
川辺町第3こども園 (岐阜県) |
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あけぼの · 幼保学院 星2組 (奈良県) |
明佳幼稚園 (愛知県) |
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楠栖保育所 (長崎県) |
まつさか幼稚園 (三重県) |
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佐々神田保育園 (長崎県) |
成和子供園 (大阪府) |
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福本保育園 (熊本県) |
東百舌鳥幼稚園 虹組 (大阪府) |
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東百舌鳥幼稚園 星組 (大阪府) |
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美木多いっちん保育園 (大阪府) |
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あけぼの · 幼保学院 月2組 (奈良県) |
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針尾保育園 (長崎県) |
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日宇保育所 桜1組 (長崎県) |
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日宇保育所 桜2組 (長崎県) |
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リーダーズ幼児学園 A組 (沖縄県) |
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優秀賞 〈 銅賞 〉 |
(該当なし) |
札幌幼稚園 きりん組 (北海道) |
札幌幼稚園 みかん組 (北海道) |
北郷札幌幼稚園 あさがお組 ((北海道) |
西野札幌幼稚園 ひよこ組 (北海道) |
西野札幌幼稚園 みかん組 (北海道) |
青空保育園 (群馬県) |
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あゆみ保育園 (茨城県) |
西野札幌幼稚園 めろん組 (北海道) |
大東幼稚園 菊組 (埼玉県) |
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東峰保育園 (栃木県) |
大東幼稚園 桃組 (埼玉県) |
大東幼稚園 百合組 (埼玉県) |
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中央幼稚園 (神奈川県) |
さざれ幼稚園 (千葉県) |
印内保育園 (千葉県) |
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山手幼稚園 (岐阜県) |
市川南幼稚園 (山梨県) |
海神南保育園 (千葉県) |
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くちなし幼稚園 (奈良県) |
美里幼稚園 (愛知県) |
あきば幼保連携型認定こども園 (神奈川県) |
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楠栖保育所 (長崎県) |
上代幼稚園 (大阪府) |
若竹幼稚園 (滋賀県) |
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針尾保育園 (長崎県) |
くちなし幼稚園 (奈良県) |
アスール幼稚園 (大阪府) |
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阿蘇こうのとり保育園 (熊本県) |
花吉野えんめい保育園 (奈良県) |
あろんてぃあきっず真法院町保育園 (大阪府) |
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津山幼稚園 (沖縄県) |
上代幼稚園 (大阪府) |
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リーダーズ幼児学園 (沖縄県) |
フタバ学園 (大阪府) |
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くちなし幼稚園 月組 (奈良県) |
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くちなし幼稚園 星組 (奈良県) |
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くちなし幼稚園 松組 (奈良県) |
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くちなし幼稚園 雪組 (奈良県) |
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花吉野えんめい保育園 (奈良県) |
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宮ノ前ほたる保育園 (兵庫県) |
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佐々神田保育園 (長崎県) |
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ルンビニ保育園 (長崎県) |
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津山幼稚園 麒麟1組 (沖縄県) |
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津山幼稚園 麒麟2組 (沖縄県) |
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優良賞 |
大東幼稚園 (埼玉県) |
札幌幼稚園 うさぎ組 (北海道) |
札幌幼稚園 いちご組 (北海道) |
北郷札幌幼稚園 こすもす組 (北海道) |
中央幼稚園 (神奈川県) |
札幌幼稚園 ぱんだ組 (北海道) |
大東幼稚園 梅組 (埼玉県) |
西新井幼稚園 (東京都) |
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市川南幼稚園 (山梨県) |
大東幼稚園 鈴蘭組 (埼玉県) |
印内保育園 (千葉県) |
近畿大学附属幼稚園 ばら組 (奈良県) |
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花吉野えんめい保育園 (奈良県) |
大東幼稚園 菫組 (埼玉県) |
海神南保育園 (千葉県) |
近畿大学附属幼稚園 もも組 (奈良県) |
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すぎのこ幼稚園 (大分県) |
大東幼稚園 蒲公英組 (埼玉県) |
近畿大学附属幼稚園 ひまわり組 (奈良県) |
阿蘇こうのとり保育園 (熊本県) |
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印内保育園 (千葉県) |
近畿大学附属幼稚園 ゆり組 (奈良県) |
光の森武蔵ヶ丘保育園 (熊本県) |
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海神南保育園 (千葉県) |
ルンビニ保育園 (長崎県) |
福本保育園 (熊本県) |
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さざれ幼稚園 (千葉県) |
阿蘇こうのとり保育園 (熊本県) |
すぎのこ幼稚園 (大分県) |
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市川南幼稚園 (山梨県) |
すぎのこ幼稚園 (大分県) |
おひさまの杜こども園 (鹿児島県) |
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近畿大学附属幼稚園 すみれ組 (奈良県) |
太陽の子幼児園 (鹿児島県) |
太陽の子幼児園 (鹿児島県) |
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近畿大学附属幼稚園 れんげ組 (奈良県) |
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花吉野えんめい保育園 (奈良県) |
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こうのとり保育園 (熊本県) |
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光の森武蔵ヶ丘保育園 (熊本県) |
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すぎのこ幼稚園 (大分県) |
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おひさまの杜こども園 (鹿児島県) |
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津山幼稚園 (沖縄県) |
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リーダーズ幼児学園 (沖縄県) |
※ 同一園の同一学年で複数のクラスが応募し、クラスごとに賞が異なる場合、複数の賞に園名が掲載されます。
【最優秀賞を受賞して − − 担当の先生から】
◎年少 : 長浜梅香保育園(滋賀県) 『兎と亀』 · 「蛍の提灯」
『兎と亀』は、みんなが元から知っていて、絵本が届いた時から兎さん · 亀さんになりきって読んでいました。また、10月に運動会を実際に体験したことで、お話のイメージが膨らみ感情移入がしやすくなったのだと思います。お友達を応援する気持ちを絵本読みでも生かすことができました。
音読指導では特に、発音の明瞭さにこだわっています。大切にしていることは、活舌が良くなるよう保育者の後に続いて、大きな口を開けて読むことです。姿勢良く座ることも普段から意識しています。当園では二歳児から詩の朗唱を行っています。一緒に意味を考えて取り組んでいるので、それが表情や体の揺れなどにも自然と現れてくるのでしょう。
音読コンクールを通して、子供たちは前よりもっと本が好きになりました。読む楽しさを知り、家族にも読んであげたりしているようで、本が身近なものになっています。色々な絵本を読み込むように変わりました。子供たちの成長が喜ばしいです。
◎年中 : ちくみ幼稚園 さくら1組(埼玉) 『笠地蔵』 · 「雨ニモマケズ」
子供たちに音読コンクールがあることを話し、「どの賞を目指したい?」と質問すると「一位!」と答えてくれたので、「じゃあ先生も本気で頑張るから、みんなで頑張ろう」と、最優秀賞を目指して練習に取り組んできました。現実に選ばれたと聞いて、嬉しい気持ちでいっぱいです。
『笠地蔵』は今まで読んできた絵本の中で、子供たちが準備の時間などに自分たちで読み、練習に取り組む姿が見られたので選びました。
登場人物の台詞の読み方は、お爺さんなら、「みんなのお祖父ちゃんはどんな風にお話しするかな」と、子供たちに身近な人を思い浮かべてもらい、決めていきました。子供たちが想像をしやすいように伝えることを心掛けていたように思います。
難しかった点は、喜んだ時や驚いた時など、一人ひとり感情の表し方が違うので、声のトーンを揃えることです。私が高い声や低い声など色々な声で読んでみて、その感情に合う声のトーンはどれかを聞いて、揃えていきました。
子供たちは練習を通して、自分のことだけでなく、周りのお友達にも声をかける姿が見られるようになり、全員で頑張る、取り組むという気持ちができたと思います。
◎年長 : ちくみ幼稚園(埼玉) 『猿蟹合戦』 · 『平家物語』より
今回は年長児全員69名で一つの課題に取り組みました。人数が多い分、声がずれたり、声のトーンを合わせにくかったりと苦戦しましたが、受賞の知らせを受け、みんなで頑張ってきて本当に良かったです。
『猿蟹合戦』で、柿の木の上にいる猿に蟹が呼びかける場面では、一度絵本から離れ、実際に子供たちに上を向いて声を出してもらい、どんな読み方が良いか子供たちから意見を出してもらいました。こちらから一方的に指導するのではなく、子供たちの意見や考えを尊重し、一緒に作り上げてきたと感じています。
気持ちの良い読みができた時は、すぐに何が良かったかを伝え、また言葉だけで褒めるのではなく、花丸を描いたり、点数をつけたり、目標を黒板に書いたりと、子供たちに伝わりやすいように工夫しました。
漢字絵本に全員で向き合えるように、全体だけではなく個人に声をかけ、その子なりに頑張ったポイントを伝えるなど、一緒に頑張る気持ちを持てるように取り組みました。
漢字絵本だけでなく、普段の生活を通して、愛情を込め、個人を認めてあげることで、様々な活動の向き合い方につながると感じています。
〈 第2部門 〉
(2023年11月15日~2024年11月1日に開催された発表会や卒園式等行事の中での園児の団体朗読を収録したもの)
園名(地域) | |
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幼年国語教育会賞
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高蔵幼児園〔年長〕(愛知県) •信濃の一茶 |
読売新聞社賞
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あゆみ保育園〔年長〕(茨城県) •七つの星 他 |
翼賞
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こだま幼稚園 あじさい組〔年少〕(群馬県) こだま幼稚園 すずらん組〔年少〕(群馬県) あゆみ保育園〔年中〕(茨城県) 中央幼稚園〔年長〕(神奈川県) 上社幼稚園〔年長〕(愛知県) |
絆賞
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むつみこども園〔年長〕(栃木県) しらこばと保育園〔年長〕(埼玉県) 鷺沼なかよし保育園〔年少 · 年中 · 年長〕(神奈川県) |
健闘賞
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こだま幼稚園〔年少未満〕(群馬県) こだま幼稚園〔年中〕(群馬県) しらこばと保育園〔年中〕(埼玉県) 中央幼稚園〔年中〕(神奈川県) 愛和学園(大阪府) あいあい保育園(佐賀県) |
感動賞
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こだま幼稚園〔年長〕(群馬県) |
陽だまり賞
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飯能元氣保育園〔年少未満〕(埼玉県) 市川南幼稚園〔年長〕(山梨県) |
※ 同一園で複数の学年またはクラスが応募し、異なる賞を受賞した場合、複数の賞に園名が掲載されます。
【幼年国語教育会賞を受賞して − − 担当の先生から】
◎高蔵幼児園 年長(愛知県) 『信濃の一茶』
小林一茶の生涯というテーマは子供たちにとって難しいものでしたが、俳句のリズムやテンポを大切にして楽しく読んでいきました。発表会に向けての練習というより、日課の中で繰り返し取り入れ、抑揚がつくように指導しました。
私たちの音読の目標は、聞いている人に伝わる読みをすることです。そのために、班ごとに発表し合い明確に聞こえているか感想を言い合ったりもしました。暗唱できるようになると、早口になってしまうので、先生のテンポを覚えてゆっくり読むように伝えました。
ひと月前の七夕の発表会では緊張して声が出なかったのですが、撮影した見学会では慣れてしっかり大きな声が出せました。
取り組んだ甲斐があったな、と嬉しく思っています。子供たちにはまだ結果を知らせていません。賞状と盾が届いたら、みんなどんな反応をするか楽しみです。
今回ポイントにした俳句の抑揚を絵本や百人一首でも意識して付けることができるようになりました。登場人物の気持ちを考えて、子供たちの方からこう読んでみたいという発言もあります。今ではみんな自信を持って音読しています。
※ 最優秀賞作品の動画はこちらからご覧ください。
多数のご応募、誠にありがとうございました。
来年も奮ってご参加ください。
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