5月31日、清野学園の東仙台幼稚園(仙台市)で公開保育を開催しました(幼年国語教育会主催、登龍館後援、国語力 才能開発研究会指導)。当日は30度を超える真夏日の中、宮城県、山形県、福島県から100名近い先生方が参加しました。
園児たちが園庭で体育ローテーションや音楽に合わせた朝の体操で体を動かした後、各教室に戻ると、座禅・礼拝をしながら気持ちを落ち着かせました。
音読指導では、読んでいる際に、頑張っている子には褒めて意欲を高め、集中が途切れそうな子には「かっこいい○○君が見たいな!」と、子供に合わせて的確に言葉かけしながら進められていきました。
発声の時間では、どのクラスからも素晴らしい歌声が聞こえ、口の開け方、発声方法、音程、リズムなど子供たちにわかりやすく指導されていました。参加者は子供たちの歌声に感心と驚きの様子で聴き入っていました。
時計・百玉算盤では、子供たちはテンポよく元気に声を出し、先生からの問いが待ち遠しくてたまらない様子で発言することを恐れず、そして先生も子供たちの言葉一つ一つをしっかりと受け止めていました。
漢字かな交り絵本の指導では、先生の表現力豊かな素話に子供たちは惹きつけられるように聴き、子供たちも絵本の世界に入り込みながら読むことを楽しんでいました。
最後の英語指導では、子供たちは繰り返し声にして真似ることで、他国の文化に触れる楽しさも味わっていました。
保育見学の後、参加者はホールに集合。そこではテーブルが年少・年中・年長に分けられ、参加者が興味のあるテーブルに自由に移動しながら、清野学園の先生方と質疑応答・交流する時間を持ちました。参加者はお茶などを飲みながら気兼ねせず、じっくり質問や意見交換をできたようです。参加者から指導に関する悩みなども出てくると、互いの意見に耳を傾け共通理解をしたりアドバイスし合ったりと、新たな学びや発見がある公開保育となりました。