島崎藤村生誕の地 馬籠を歩く(2019年10月19日)
当日の予報は雨でしたが、運よく降られず、いざ出発!総勢94名が1時間半ほどバスに揺られ、最初の目的地のフルーツ王国・山本農園に到着しました。農園の方から取り方などの注意事項を受けて、リンゴ狩りの開始です。「初めてだけど上手に取れた!」「ものすごく大きくて甘い!」など歓声を上げながら楽しみました。
次に訪れたのは、馬籠(まごめ)ふるさと学校。14年前に廃校となった木造の素敵な学校が、ゲストハウスとしてよみがえったものです。施設の方から学校の歴史についてお話を聞いた後は、クイズ大会や施設見学、そして楽しいお弁当タイム。みんな美味しそうに食べていました。
そして、いよいよ馬籠散策。石畳の急坂を進み清水屋資料館を訪れます。そこは、島崎藤村と親交の深かった役人の家で、藤村の直筆書簡や掛け軸などを展示しています。その後、息を切らしながら展望台へ行くと、少し晴れ間も見え、綺麗な景色が広がっていました。さらに、馬籠脇本陣資料館を訪れて江戸時代の木曽路の文化や制度を学び、藤村記念館(最初の画像)で『初恋』『小諸なる古城のほとり』を朗誦した後、事務局長の齋藤先生より『初恋』や藤村の生い立ちなどを詳しくご説明いただきました。
帰りのバスが出発して、しばらくすると雨が。立ち寄ったパーキングエリアでは大雨でしたが、それも一つのいい思い出となりました。解散場所に到着した時には雨もやみ、心配だった天気にもなんとか恵まれ、子供たちの笑顔が素敵な1日になりました。今日、学んだ事が子供たちの心に残り、この中から第2の藤村と呼ばれるような人物が出てくる日を心待ちにしています。