柏市は千葉県北西部の中心に位置し、人口約40万人の中核都市です。学園都市として「東京大学柏キャンパス」を中心に先端の研究機関を擁し、教育環境も素晴らしく、東京のベッドタウンとして発展してきました。
学校法人東葛学園 柏さくら幼稚園は、平成29年度より新設された最年少プレイクラス(2歳児)に年少・年中・年長クラスで構成され、現在550名の子供たちが通う県内でも有数の規模を誇る幼稚園です。ホームページの冒頭は次のように始まります。「幼稚園は子供たちが出会う初めての『学校』です。それは義務教育に連携する教育機関であることを意味しています。柏さくら幼稚園は義務教育につながる『生きる力』が一人ひとりに十分芽生えるよう一人ひとりの個性に視点を当てながら全人教育という共通の価値観の下で意図的に且つ効果的に教育を行います」。昭和40年の創立以来、子供たちが夢のある幸せな未来を実現するための心の教育を原点として、豊かな想像力と円満な社会性を育てる幼児教育を実践されています。
施設はもちろんのこと、先生や家庭、言葉遣いや、四季を感じられる広い園庭、目配り心配りなど全てを環境と位置づけ、大切にされています。また、子供たちの好奇心や探究心を刺激し、無限ともいえる可能性を引き出すために、担任による通常保育の他に、体育・音楽・英語・言葉と音読(『言葉と作法』・絵本・名詩名文)・お茶の指導を、専門の講師を招いて日課として実践されています。音読・道徳教科書『日本の美しい 言葉と作法』にある「美しい言葉は美しい心を育てます」の一文が染谷園長先生ご夫妻の目に留まり、今では『言葉と作法』の他にも、絵本や諺かるた、百玉そろばんや時計、ひらがなや数遊びのワークにも日課活動として取り組んでいらっしゃいます。
園児や保護者を対象にした講演会なども非常に盛んで、由紀さおりさんや野口芳宏先生を招いての講演会も実施されました。また狂言師や、お餅つきには力士を招いたりして、子供たちが日本の文化にふれる機会づくりにも熱心に取り組んでおられます。食育にも力を注がれ、平成30年度には、旬の食材を取り扱う柏さくら幼稚園オリジナルの給食を計画。地場産の野菜と魚を主とした米飯給食を中心とした、和の食育を心がけておられます。
こうして更にバランスのとれた総合教育が実現されていきます。