社会福祉法人ひまわりDO・DO保育園とひまわりDO・DO第二保育園は、埼玉県の県庁所在地、さいたま市にあります。訪園すると理事長の丸山郁代先生と第二保育園園長の駒村真貴子先生が快く迎えてくださいました。開園は1979年。理事長先生ご自身の経験から、働くお母様が子育てに苦労なさっている状況を痛感され、安心してお子様を預けられる場所を提供することが目的でした。今では、働くお母様の強い味方です。ちなみに園名の「DO・DO」は、フランス語の幼児語で、「寝んね」という意味だそうです。
園の保育理念は「智・情・体」の三位一体の全人教育。遊び・立腰教育・大脳生理学の原理に基づく臨界期をおさえた保育を通じて、「未来を担う知恵」「豊かな表現力を育む情操」「明日を生き抜く体力」を養うための保育を実践されています。
特色は子供たちが本物に触れる機会が多く設けられていること。音楽・体育・英語・絵画・習字など専門の先生が直接指導に当たられ、質の高い指導が行われています。日々の保育では担任の先生だけでなく、経験豊かな理事長先生始め、園長先生や主任の先生が深く係わり、より良い緊張感を保たれています。
また、音読コンクールにも熱心に取り組まれ、普段から、絵本だけでなく、漢詩、漢文、古典の朗誦、百人一首などに触れ、豊かな感性を養っています。
昨年度の年長さんは、かぐや姫を年間のテーマに定め、音読コンクールでは、かぐや姫の生い立ちを朗誦し金賞を受賞されました。また、2月の発表会の劇では、かぐや姫を演じ、お子様たちにとってやり切ったという満足感と自信を得る経験となったそうです。
このような真面目な取り組みが、物事に真剣に取り組む姿勢を身に付け、豊かな心と体を鍛えることに繋がっています。
この園から羽ばたいていったお子様たちは、中学生になっても「私、ひまわりDO・DO保育園で色々なことを教わったのよ」と胸を張って友達に話しているそうです。大切な幼児期に時間をかけ、本物に触れさせるという、理事長先生の信念がお子様の心の中に刻まれているのだと思いました。