ぴのきおスクール学習ハイキング
新美南吉 生誕の地 ~半田を歩く~
名古屋エリア 10月19日(土)実施
毎年恒例の学習ハイキング。朝、バスに乗り込むと、「ごん狐」「手袋を買いに」などでおなじみの児童文学者、新美南吉生誕の地へ向かいました。
まず、最初に訪れたのは半田空の科学館。竜巻や地震の原理を学んだり、不思議な部屋で鏡の湾曲による錯覚、真っすぐに歩けない重力の錯覚などを体験しました。錯覚による不思議体験にはみんな大喜びでした。
その後、プラネタリウムで秋の大三角形や大四辺形など星座についての説明を受けた後、惑星をテーマにしたアニメ「クレヨンしんちゃん」の番組も放映され、宇宙にますます親しむことができました。
観覧した後は、近くの公園に移動し、いよいよ楽しみにしていたお弁当の時間です。レジャーシートを敷き、初めて会った友達とも仲良く一緒にお弁当を食べ、お菓子交換もしている姿は、とても楽しそうでした。
お弁当を食べて、これからクイズ大会というところで少しずつ雨が降ってきました。木陰に隠れて雨をしのぎながら新美南吉や星座などにまつわるクイズに挑戦。正解数上位の6名は星の図鑑、残念ながら図鑑が手に入らなかった子供たちは参加賞として星座トランプがプレゼントされました。
次に向かったのは新美南吉の生家です。戦後は人手に渡っていましたが、半田市が購入し、南吉が住んでいた当時の間取りに復元されています。一見、通りからは平屋に見える作りですが、中に入ると小さな階段があり不思議な二階建ての構造となっています。子供たちは、台所にある汲み上げポンプや、居間の狭さ・天井の低さに驚いた様子でした。
そして新美南吉記念館へ向かいました。記念館に入ると名作「ごん狐」はもちろん、南吉の生涯などについて展示室や図書閲覧室を思い思いに見学しました。
その後、ごん狐広場のステージで朗誦を行う予定でしたが、小雨が降っていたため、屋外休憩場の屋根の下「でんでんむしのかなしみ」(新美南吉 作)を全員で立派に朗誦しました。
最後はINAXライブミュージアムです。各自が選んだコースに分かれて「光るどろだんご」、「フォトフレーム」を制作しました。限られた時間の中で集中して楽しそうに取り組んで、一人一人が世界にたった一つだけの作品を手にし嬉しそうでした。
その後は、窯のある広場や世界のタイル博物館も見学し、1日の行程が終了となりました。
帰りのバスの中では、早速もらったトランプで遊んだり、「天体に興味が出てきた」と興味津々で図鑑を開く子もいました。
途中で少し雨には降られましたが、予定通り無事に名古屋に着き子供たちは満足そうに帰っていきました。