松尾芭蕉のふるさと 伊賀を行く(2023年10月21日)
天気にも恵まれ、総勢81名が意気揚々と3台のバスに乗り込み、松尾芭蕉生誕の地、伊賀へ向かいました。
最初に訪れたのは、1644(正保元)年に生まれた松尾芭蕉が29歳まで過ごした芭蕉翁生家。まずは入り口の低さに小さな子供たちも驚きました。施設の方から芭蕉と生家についての説明を受けた後、当時の生活を想像しながら思い思いに見学しました。
次に向かったのは芭蕉記念館。学芸員から芭蕉の辿(たど)った道、服装などについて説明を受けました。ぴのきおスクールで普段から俳句に触れている子供たちは、今まで以上に芭蕉に親しみを持った様子でした。
生誕300年を記念して建てられたのが俳聖殿。芭蕉の旅姿を表現した、とても独創的なデザインの八角堂です。そこで、芭蕉にまつわるクイズ大会を行った後、「奥の細道」を全員で元気に朗誦しました。
待ちに待ったお弁当の時間は、素敵な笑顔で友達とお弁当を食べました。
忍者博物館に移動して忍者や屋敷のカラクリなどの話を聴き、実演ショーでは忍術や武器を見て、会場は笑いと歓声に包まれました。その後、手裏剣投げにも挑戦。その難しさから、改めて忍者の凄さを実感していました。
上野城では、急な階段に驚きつつ最上階まで登ると、そこからの眺めに感動しました。
最後に到着したのは旧小田小学校。1881(明治14)年の築造で、現存する小学校校舎としては三重県内で最古の歴史を誇ります。明治初期から昭和40年頃までの教科書、机、オルガンなど古き良き物を堪能できました。懐かしい玩具なども自由に触ることができ、校内にはとりどりの音が心地よく響き渡りました。
普段は会うことのない他のぴのきおスクールの友達と、様々な施設で色々なことを学び、楽しい時間を共に過ごして帰路につきました。
来年は新美南吉の生誕の地、半田・常滑方面です。記念館やミツカン工場見学などを予定しています。