6月28日(火)、大阪市の認定こども園 愛和学園で公開保育を開催しました(幼年国語教育会主催、登龍館後援、愛和学園協力)。参加方法が、現実の会場に足を運ぶ来場型と、リモート見学となるオンライン型との2種類から選べる「ハイブリッド」な公開保育でした。
オープニングは、愛和学園の年長児による歌唱で、音程を外さず澄んだ歌声の頭声発声によって園歌や「グリーングリーン」などが披露されました。
開会の挨拶で学園理事長の山本哲司先生が学園の魅力を紹介し、公開保育に入りました。
公開保育では、石井方式の絵本の指導をはじめ、道徳「言葉と作法」、百玉算盤、書き指導「ひらがな遊び」、体操などを見学することができました。来場型の参加者は、上記の活動を実施する幼児クラスに加えて、乳児クラスの見学もできました。
その後の質疑応答では、全保育士を統括指導する役職(教頭)と、全クラスのカリキュラムをチェックする役職(主任)を設け、いずれも担当クラスを持たず職務に専念できるようにしている特色などが説明されました。
後半は、教育者でスローウォーク施設長の西村徹先生が「子供を支える言葉」と題して講演。ご自身の小学生時代の校長が東井義雄先生であり、卒業生一人一人に、その子の本質を知らなければ考え及ばない言葉をつづった東井先生直筆の色紙が贈られ、教員になってから偶然発見したその色紙の言葉によって生き方を改めたことなどが、穏やかな口調で語られました。
コロナ下での公開保育とあって短い半日のプログラムでしたが、大変充実したイベントになりました。